【FP解説】本格ライフプランシミュレーションツール徹底ガイド|FPが使う詳細ツールのメリットと活用法

FP解説として、本格ライフプランシミュレーションツールの徹底ガイドを紹介するサムネイル。黄色を基調に、資料を持って説明する女性イラストと「FP仕様!詳細ツール編」という文字が配置されている。

ライフプランシミュレーションは、
将来の家計を見える化するための
大切なステップです。

最近では、無料で使える簡易ツールも増え、
「まずは自分で試してみた」という方も
多いでしょう。

ただ、実際に使ってみると

  • 結果がざっくりしすぎて不安
  • 教育費や住宅ローンのリアルな数字が入らない
  • この数字を本当に信じていいのかわからない

と感じることも少なくありません。

そうした不安を解消するために使われているのが、
FPも実務で使用する
ライフプランシミュレーションツールです
この記事では「詳細ツール」として紹介します。

今回の記事では、
無料ツールでは見えにくかった将来を、
より現実に近い数字で確認したい方向けに、
本格的なライフプランシミュレーションツールの
考え方と活用法を解説します。

詳細ツールとは?FPも実務で使う本格ライフプランシミュレーション

詳細ツールとは、
無料のシミュレーションツールとは異なり、
より現実に近いシミュレーションが可能な
本格的なライフプランシミュレーションツールのことです。

詳細ツールでは、下記の項目をより詳しく入力します。

  • 家族の構成や年齢
  • 毎月の生活費
  • 教育費
  • 住宅ローン
  • 加入している保険
  • 資産運用の状況
  • 年金の見込み額など

これらの数字に、
最新の税制や社会保障制度も反映させて
「将来のお金の流れ」をより正確に可視化します。

詳細ツールの多くは
FPが相談業務で使える仕様で、
将来の家計状況やリスクなどを
詳しく確認できるのが特徴です。

無料ツールと詳細ツールの違い

無料ツールと詳細ツールの違いを、
主なポイントで整理すると、次のとおりです。

項目簡易ツール(無料)詳細ツール(有料・要登録プランあり)
入力できる情報年収・支出など最小限家族の年齢・教育費・保険・ローン・税制など詳細
シミュレーション精度目安レベル実務レベル、現実に近い
将来リスクの反映なし、あるいは平均値ベース収入減・インフレ・寿命などを想定可能
シミュレーション比較ほぼできない複数作成・比較可能
結果の表示グラフ・簡単なコメント各項目の詳細なグラフ・改善提案が付く場合も
向いている人・判断できることざっくりと将来像を知りたい人
例:貯蓄が足りそうかどうか
具体的な将来プランを立てたい人
例:いつ・なぜ不足するか/何を変えれば改善するか
結果の活かしやすさ自己分析や判断が必要自己分析や判断が必要、FPの解説・改善提案との併用が効果的

詳細ツールでできること・主な機能

詳細ツールは
単に将来のお金を計算するために
利用するのではありません。

将来起こりうるリスクや選択肢を含めて、
現実的な家計の課題と取るべき対策を
数字で把握できることです。

FPも使う詳細ツールでは、
家計の現状をもとに、
「どこに不安があるのか」
「何を変えれば改善できるのか」
まで
見える化できます。

詳細ツールの主な機能は?

  • 教育費・住宅費・老後生活費の長期予測
    → 人生全体のお金の流れを時系列で確認
  • 住宅ローンシミュレーションの作成
    → 借入額・返済期間・金利変動を反映
  • リスクを織り込んだ収支推移の予測
    → 病気・収入減・転職・インフレなども想定
  • 税金・年金制度を反映した計算
    → 実際の制度を前提にした、より現実的な数字を算出

これにより、
「なんとなく将来が不安」という状態から、
「今、何を優先して考えるべきか」
「どの選択が自分に合っているか」
数字をもとに整理できるようになります。

個人も使える!|FPも実務で使用、おすすめ詳細ツール2つ

FPの現場では、ライフプラン作成のために
さまざまなシミュレーションツールが
使われています。

その中にはプロ仕様で高額なものも多く、
個人が直接使うことを
想定していないツールも少なくありません。

一方で、
個人でも利用しやすく、
なおかつFPの実務でも使われている
ライフプランシミュレーションツールも存在します。

ここでは、そうした条件を満たす詳細ツールとして

  • Financial Teacher System(FTS)
  • FP-UNIV(エフピー・ユニブ)

この2つを取り上げます。

これらはいずれも、
詳細な条件設定ができ、
将来の家計を現実に近い形で
シミュレーションできる点が共通しています。
一方で、設計や使い勝手には違いがあります。

まずは、それぞれのツールの特徴を見ていきましょう。

Financial Teacher System(FTS)

教育費・住宅・老後資金を
バランスよく反映でき、
将来のお金の流れを
全体で把握しやすい定番ツールです。

昨年秋にバージョンアップしたことで
個人ユーザーに有料プランが新設されましたが、
引き続き、条件を満たせば無料で利用できるようになっています。

FTSは詳細ツールのなかでも
シンプルながらも詳細なシミュレーションが可能です。

住宅ローンの返済予測や老後の年金額、
資産運用のシミュレーションなど
さまざまなグラフが表示されるので、
家計を詳しく分析したい方に向いています。

また、各種制度や税改正などにも随時対応しており、
新たな給付金や支援金制度がプランに
反映されるようになっています。

FTSは「誰もがシミュレーションを自由に使えて、
将来のお金の心配が無くなる社会を作る

という理念のもとに開発されました。

11年もの間、多くの方々に
無料で公開されてきたという経緯もあり、
多くのユーザー(2025年12月末時点:利用者数は約6万9800人
※公式サイト掲載データ参照)
から評価されていることも
利用する上で安心材料になるでしょう。

FP-UNIV

FP-UNIVは、
多くのFPが利用するプロ仕様の
ライフプランシミュレーションツールです。
デザイン性に優れ、
専門的で詳細な資料が作成できます。

FP向きのソフトですが、
会員登録をすれば、
個人も無料で利用できるようになっています。

FP-UNIVには、詳細ツールに通常備わっている
シミュレーション機能に加え、
「サマリー」機能が特徴的です。

サマリーは家計の問題点を洗い出す機能で、
以下の4つの観点から、ライフプランをチェックします。

  • イベント実現率
  • 最大貯蓄赤字
  • ローン返済額合計
  • 保険情報

このサマリーによって
入力したライフプランに問題点がないか
ライフプラン実現のために、どのくらい貯蓄をする必要があるか
改善するとすればどの時点か

などが網羅的にわかるようになっています。

入力項目が細かく、やや多めなのがデメリットではありますが、
結果をどう判断するかまでのアドバイスもあるので、
家計改善を希望する方には大いに参考となるでしょう。

📌今回ご紹介したおすすめ詳細ツールの公式サイトはコチラ

公式サイト

※本記事では、各サービスの公式情報をもとに
特徴を整理してお伝えしています。
最新情報・料金・仕様については、
必ず公式サイトをご確認ください。

おすすめ詳細ツール比較表|選び方のポイントは?

どのツールが合うかは、
「機能の多さ」のみではなく、
自分が何を確認・判断したいかによって変わります。

  • 将来の家計を全体像として把握したい
  • 条件を変えたときの差を比較したい
  • 数字の意味まで納得して判断したい

こうした視点を持つことで、
ツール選びがしやすくなります。

ここまで見てきた各ソフトの特徴をふまえて、
ご紹介した2つの
ライフプランシミュレーションツールを
シンプルに比較してみましょう。

項目Financial Teacher System(FTS)FP-UNIV
主な特徴シンプル・定番・FPも利用FP仕様・詳細
シミュレーション内容総合的に確認できる総合的に確認できる、有料版は分析機能が豊富
シナリオ比較
グラフ・デザイン
個人での使いやすさ○(スキルによる)△(スキルによる)
FP相談との相性
向いている方使いやすさを重視する方、自分で完結したい方より細かな分析がしたい方、問題点に関する指摘が欲しい方
自分だけで判断する難易度高めやや高め

表を見ると分かるように、
それぞれのソフトには独自の特徴があり、
どちらを選ぶかは
好みやスキルによるところが大きいでしょう。

詳細な結果を求めるなら、
FP-UNIVがおすすめです。
入力のしやすさを求めるなら、
FTSの方が合っているかもしれませんが、
そもそも詳細ツールより簡易ツールを利用した方がよい場合もあります。

いずれにしても、一度使ってみて、
自分の感覚として「使いやすさ」を
確かめてみるのもひとつの方法です。

このとき、
自分で「正しく入力できた」という感覚が
得られるかも大切なポイントになります。

詳細ツールのメリットと注意点

詳細なライフプランシミュレーションツールには、
無料の簡易ツールにはない、
次のようなメリットがあります。

メリット
  • 家計の詳細を反映した現実に近いシミュレーションができる
  • 条件を変えて複数のシナリオを比較できる
  • 結果から将来のリスクを想定できる

これにより、
「なんとなく不安」という状態から、
問題点が明確になり、将来のリスクについて
対処しやすくなります。

一方で、詳細ツールには注意点もあります。

注意点
  • 入力項目について事前準備が必要
  • 入力項目が多く、時間がかかったり、分からなくなる場合がある
  • 無料ツールのような手軽さがない(会員登録や費用が必要)
  • 利用については個人のスキルに左右される

とりわけ、条件を細かく入力する必要がある点は、
多くの方がつまづきやすいところです。

入力した数字が合っているかどうか、
正誤が不明なまま進めてしまう人も少なからずいらっしゃいます。

また、シミュレーション結果をどう読み取るかも大事ですが、
結果に対する違和感や入力間違いに
気付けるかも重要なポイントです。

これらは結局、個人のスキルによるところが大きく、
情報を正確に把握し、
正しく入力し、
かつ、正しく情報を読み取るスキルが求められます。

詳細ツールを使うのであれば、
得られた結果を家計改善のため、
次の行動にどのように落とし込んで
はじめて詳細ツールを使う意義があると言えます。

シミュレーション結果の読み取り方や、
家計改善につなげる考え方については、
こちらの記事で詳しく解説しています。

📈【FP解説】ライフシミュレーション結果の見方と改善のコツ

無料ツールとの使い分け方

詳細ツールは精度が高い一方で、
入力や分析が難しいと感じる場合もあります。
そのため、目的に応じた使い分けがおすすめです。

ライフプランシミュレーションの目的おすすめツール
将来の家計の全体像をざっくり知りたい簡易ツール
住宅・教育・老後まで具体的な数字を確認したい詳細ツール
結果を参考にして判断・計画を決めたい詳細ツール+FP

「詳細ツール=難しい」という印象を持たれがちですが、
実際は、簡易ツールで方向をつかんでから
詳細ツールで深掘りが最も効率的です。


🔗 まずは簡易ツールを試してみたい方へ
無料で使えるライフシミュレーションツールをまとめた
こちらの記事も参考になります。

【無料で使える】ライフプランシミュレーション簡単ツール3選|メリット・注意点をFPが解説

無料で使えるライフプランシミュレーションの簡単ルールをFPが徹底比較!将来のお金・老後資金を簡単に計算できるおすすめ3選と、メリットや注意点、使い方のコツをわかりやすく解説します。


実際の相談では、
詳細ツールを使ったあとに、
「この結果をどう判断し、どう行動に移せばよいのか」
分からなくなる方が少なくありません。

具体的には以下のような場合です。

  • 複数のシナリオで結果が大きく異なり、どれを選ぶべきか迷う
  • 住宅ローンと教育費の優先順位を判断できない
  • 数値上は問題なく見えるが、心理的に納得できない

こうした場合、
シミュレーション結果を
どう行動に落とし込むかを整理するために、
FPのサポートを活用することで

考え方がまとまり、行動に移しやすくなります。

FPオフィスCRASSULAが行う「シミュレーション」

FPオフィスCRASSULAでは、
これらの詳細ツールを活用しながら、
ご相談者一人ひとりのライフイベントや考え方に合わせた
オーダーメイドのライフプランシミュレーションを行っています。

シミュレーション結果をもとに、
「どこにリスクがあるのか」
「今、何を優先すべきか」
を整理し、
将来に向けた行動につなげていきます。

📌 FP相談では結果をどのように活用するか?

詳細ツールで得られた結果は、
住宅購入や働き方の選択など、
人生の大きな判断を数値で検討するために活用されます。

たとえば、次のような場面です。

  • 住宅購入前の資金計画
    住宅ローン・教育費・老後資金をまとめてシミュレーションし、
    将来の家計を複数パターンで比較します。
  • ライフスタイル別の比較
    共働きを続けた場合や、働き方を変えた場合など、
    条件の違いによる家計の推移をグラフで確認します。
  • インフレや金利上昇の影響確認
    前提条件を変えることで、
    将来の資産推移やリスクを可視化できます。

こうしたプロセスを通じて、
「いまの家計にどんなリスクがあるのか」
「どの選択が自分に合っているのか」を
FPの観点から整理し、
専門知識をもとにして
将来に向けた行動につなげていきます。

「将来の家計を見える化したことで、
今やるべきことがはっきりした」
といった声も多く寄せられています。

👉 ライフシミュレーション相談(オンライン対応)はこちらから

まとめ|数字で「未来の安心」をつくる

ライフプランは一度作って終わりではありません。
人生の変化や環境に合わせて、
定期的に見直すことが大切です。

簡易ツールで大まかな方向をつかみ、
詳細ツールで「現実的な行動プラン」を立てる。

その積み重ねが、将来への安心を生み出します。

FPオフィスCRASSULAでは、
あなたのライフプランづくりを一緒にサポートします。

まずはお気軽にご相談ください。

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