【FP解説】本格ライフプランシミュレーションツール徹底ガイド|FPが使う詳細ツールのメリットと活用法

ライフプランシミュレーションは、
将来の家計を見える化するための
大切なステップです。
最近では、無料で使える簡易ツールも増え、
「まずは自分で試してみた」という方も
多いでしょう。
ただ、実際に使ってみると
- 結果がざっくりしすぎて不安
- 教育費や住宅ローンのリアルな数字が入らない
- この数字を本当に信じていいのかわからない
と感じることも少なくありません。
そうした不安を解消するために使われているのが、
FPも実務で使用する
ライフプランシミュレーションツールです。
この記事では「詳細ツール」として紹介します。
今回の記事では、
無料ツールでは見えにくかった将来を、
より現実に近い数字で確認したい方向けに、
本格的なライフプランシミュレーションツールの
考え方と活用法を解説します。
- 1. 詳細ツールとは?FPも実務で使う本格ライフプランシミュレーション
- 1.1. 無料ツールと詳細ツールの違い
- 2. 詳細ツールでできること・主な機能
- 2.1. 詳細ツールの主な機能は?
- 3. 個人も使える!|FPも実務で使用、おすすめ詳細ツール2つ
- 3.1. Financial Teacher System(FTS)
- 3.2. FP-UNIV
- 4. おすすめ詳細ツール比較表|選び方のポイントは?
- 5. 詳細ツールのメリットと注意点
- 6. 無料ツールとの使い分け方
- 7. FPオフィスCRASSULAが行う「シミュレーション」
- 7.1. 📌 FP相談では結果をどのように活用するか?
- 8. まとめ|数字で「未来の安心」をつくる
詳細ツールとは?FPも実務で使う本格ライフプランシミュレーション
詳細ツールとは、
無料のシミュレーションツールとは異なり、
より現実に近いシミュレーションが可能な
本格的なライフプランシミュレーションツールのことです。
詳細ツールでは、下記の項目をより詳しく入力します。
- 家族の構成や年齢
- 毎月の生活費
- 教育費
- 住宅ローン
- 加入している保険
- 資産運用の状況
- 年金の見込み額など
これらの数字に、
最新の税制や社会保障制度も反映させて
「将来のお金の流れ」をより正確に可視化します。
詳細ツールの多くは
FPが相談業務で使える仕様で、
将来の家計状況やリスクなどを
詳しく確認できるのが特徴です。
無料ツールと詳細ツールの違い
無料ツールと詳細ツールの違いを、
主なポイントで整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 簡易ツール(無料) | 詳細ツール(有料・要登録プランあり) |
|---|---|---|
| 入力できる情報 | 年収・支出など最小限 | 家族の年齢・教育費・保険・ローン・税制など詳細 |
| シミュレーション精度 | 目安レベル | 実務レベル、現実に近い |
| 将来リスクの反映 | なし、あるいは平均値ベース | 収入減・インフレ・寿命などを想定可能 |
| シミュレーション比較 | ほぼできない | 複数作成・比較可能 |
| 結果の表示 | グラフ・簡単なコメント | 各項目の詳細なグラフ・改善提案が付く場合も |
| 向いている人・判断できること | ざっくりと将来像を知りたい人 例:貯蓄が足りそうかどうか | 具体的な将来プランを立てたい人 例:いつ・なぜ不足するか/何を変えれば改善するか |
| 結果の活かしやすさ | 自己分析や判断が必要 | 自己分析や判断が必要、FPの解説・改善提案との併用が効果的 |
詳細ツールでできること・主な機能
詳細ツールは
単に将来のお金を計算するために
利用するのではありません。
将来起こりうるリスクや選択肢を含めて、
現実的な家計の課題と取るべき対策を
数字で把握できることです。
FPも使う詳細ツールでは、
家計の現状をもとに、
「どこに不安があるのか」
「何を変えれば改善できるのか」まで
見える化できます。
詳細ツールの主な機能は?
- 教育費・住宅費・老後生活費の長期予測
→ 人生全体のお金の流れを時系列で確認 - 住宅ローンシミュレーションの作成
→ 借入額・返済期間・金利変動を反映 - リスクを織り込んだ収支推移の予測
→ 病気・収入減・転職・インフレなども想定 - 税金・年金制度を反映した計算
→ 実際の制度を前提にした、より現実的な数字を算出
これにより、
「なんとなく将来が不安」という状態から、
「今、何を優先して考えるべきか」
「どの選択が自分に合っているか」
数字をもとに整理できるようになります。
個人も使える!|FPも実務で使用、おすすめ詳細ツール2つ
FPの現場では、ライフプラン作成のために
さまざまなシミュレーションツールが
使われています。
その中にはプロ仕様で高額なものも多く、
個人が直接使うことを
想定していないツールも少なくありません。
一方で、
個人でも利用しやすく、
なおかつFPの実務でも使われている
ライフプランシミュレーションツールも存在します。
ここでは、そうした条件を満たす詳細ツールとして
- Financial Teacher System(FTS)
- FP-UNIV(エフピー・ユニブ)
この2つを取り上げます。
これらはいずれも、
詳細な条件設定ができ、
将来の家計を現実に近い形で
シミュレーションできる点が共通しています。
一方で、設計や使い勝手には違いがあります。
まずは、それぞれのツールの特徴を見ていきましょう。
Financial Teacher System(FTS)

また、各種制度や税改正などにも随時対応しており、
新たな給付金や支援金制度がプランに
反映されるようになっています。
FTSは「誰もがシミュレーションを自由に使えて、
将来のお金の心配が無くなる社会を作る」
という理念のもとに開発されました。
11年もの間、多くの方々に
無料で公開されてきたという経緯もあり、
多くのユーザー(2025年12月末時点:利用者数は約6万9800人
※公式サイト掲載データ参照)から評価されていることも
利用する上で安心材料になるでしょう。
FP-UNIV

FP-UNIVは、
多くのFPが利用するプロ仕様の
ライフプランシミュレーションツールです。
デザイン性に優れ、
専門的で詳細な資料が作成できます。
FP向きのソフトですが、
会員登録をすれば、
個人も無料で利用できるようになっています。
FP-UNIVには、詳細ツールに通常備わっている
シミュレーション機能に加え、
「サマリー」機能が特徴的です。
サマリーは家計の問題点を洗い出す機能で、
以下の4つの観点から、ライフプランをチェックします。
- イベント実現率
- 最大貯蓄赤字
- ローン返済額合計
- 保険情報
このサマリーによって
入力したライフプランに問題点がないか
ライフプラン実現のために、どのくらい貯蓄をする必要があるか
改善するとすればどの時点か
などが網羅的にわかるようになっています。
入力項目が細かく、やや多めなのがデメリットではありますが、
結果をどう判断するかまでのアドバイスもあるので、
家計改善を希望する方には大いに参考となるでしょう。
📌今回ご紹介したおすすめ詳細ツールの公式サイトはコチラ
※本記事では、各サービスの公式情報をもとに
特徴を整理してお伝えしています。
最新情報・料金・仕様については、
必ず公式サイトをご確認ください。
おすすめ詳細ツール比較表|選び方のポイントは?
どのツールが合うかは、
「機能の多さ」のみではなく、
自分が何を確認・判断したいかによって変わります。
- 将来の家計を全体像として把握したい
- 条件を変えたときの差を比較したい
- 数字の意味まで納得して判断したい
こうした視点を持つことで、
ツール選びがしやすくなります。
ここまで見てきた各ソフトの特徴をふまえて、
ご紹介した2つの
ライフプランシミュレーションツールを
シンプルに比較してみましょう。
| 項目 | Financial Teacher System(FTS) | FP-UNIV |
|---|---|---|
| 主な特徴 | シンプル・定番・FPも利用 | FP仕様・詳細 |
| シミュレーション内容 | 総合的に確認できる | 総合的に確認できる、有料版は分析機能が豊富 |
| シナリオ比較 | ○ | ◎ |
| グラフ・デザイン | ○ | ◎ |
| 個人での使いやすさ | ○(スキルによる) | △(スキルによる) |
| FP相談との相性 | ○ | ◎ |
| 向いている方 | 使いやすさを重視する方、自分で完結したい方 | より細かな分析がしたい方、問題点に関する指摘が欲しい方 |
| 自分だけで判断する難易度 | 高め | やや高め |
表を見ると分かるように、
それぞれのソフトには独自の特徴があり、
どちらを選ぶかは
好みやスキルによるところが大きいでしょう。
詳細な結果を求めるなら、
FP-UNIVがおすすめです。
入力のしやすさを求めるなら、
FTSの方が合っているかもしれませんが、
そもそも詳細ツールより簡易ツールを利用した方がよい場合もあります。
いずれにしても、一度使ってみて、
自分の感覚として「使いやすさ」を
確かめてみるのもひとつの方法です。
このとき、
自分で「正しく入力できた」という感覚が
得られるかも大切なポイントになります。
詳細ツールのメリットと注意点
これにより、
「なんとなく不安」という状態から、
問題点が明確になり、将来のリスクについて
対処しやすくなります。
一方で、詳細ツールには注意点もあります。
とりわけ、条件を細かく入力する必要がある点は、
多くの方がつまづきやすいところです。
入力した数字が合っているかどうか、
正誤が不明なまま進めてしまう人も少なからずいらっしゃいます。
また、シミュレーション結果をどう読み取るかも大事ですが、
結果に対する違和感や入力間違いに
気付けるかも重要なポイントです。
これらは結局、個人のスキルによるところが大きく、
情報を正確に把握し、
正しく入力し、
かつ、正しく情報を読み取るスキルが求められます。
詳細ツールを使うのであれば、
得られた結果を家計改善のため、
次の行動にどのように落とし込んで
はじめて詳細ツールを使う意義があると言えます。
シミュレーション結果の読み取り方や、
家計改善につなげる考え方については、
こちらの記事で詳しく解説しています。📈【FP解説】ライフシミュレーション結果の見方と改善のコツ
無料ツールとの使い分け方
詳細ツールは精度が高い一方で、
入力や分析が難しいと感じる場合もあります。
そのため、目的に応じた使い分けがおすすめです。
| ライフプランシミュレーションの目的 | おすすめツール |
|---|---|
| 将来の家計の全体像をざっくり知りたい | 簡易ツール |
| 住宅・教育・老後まで具体的な数字を確認したい | 詳細ツール |
| 結果を参考にして判断・計画を決めたい | 詳細ツール+FP |
「詳細ツール=難しい」という印象を持たれがちですが、
実際は、簡易ツールで方向をつかんでから
詳細ツールで深掘りが最も効率的です。
🔗 まずは簡易ツールを試してみたい方へ
無料で使えるライフシミュレーションツールをまとめた
こちらの記事も参考になります。
【無料で使える】ライフプランシミュレーション簡単ツール3選|メリット・注意点をFPが解説
無料で使えるライフプランシミュレーションの簡単ルールをFPが徹底比較!将来のお金・老後資金を簡単に計算できるおすすめ3選と、メリットや注意点、使い方のコツをわかりやすく解説します。
実際の相談では、
詳細ツールを使ったあとに、
「この結果をどう判断し、どう行動に移せばよいのか」
分からなくなる方が少なくありません。
具体的には以下のような場合です。
- 複数のシナリオで結果が大きく異なり、どれを選ぶべきか迷う
- 住宅ローンと教育費の優先順位を判断できない
- 数値上は問題なく見えるが、心理的に納得できない
こうした場合、
シミュレーション結果を
どう行動に落とし込むかを整理するために、
FPのサポートを活用することで
考え方がまとまり、行動に移しやすくなります。
FPオフィスCRASSULAが行う「シミュレーション」
FPオフィスCRASSULAでは、
これらの詳細ツールを活用しながら、
ご相談者一人ひとりのライフイベントや考え方に合わせた
オーダーメイドのライフプランシミュレーションを行っています。
シミュレーション結果をもとに、
「どこにリスクがあるのか」
「今、何を優先すべきか」を整理し、
将来に向けた行動につなげていきます。
📌 FP相談では結果をどのように活用するか?
詳細ツールで得られた結果は、
住宅購入や働き方の選択など、
人生の大きな判断を数値で検討するために活用されます。
たとえば、次のような場面です。
- 住宅購入前の資金計画
住宅ローン・教育費・老後資金をまとめてシミュレーションし、
将来の家計を複数パターンで比較します。 - ライフスタイル別の比較
共働きを続けた場合や、働き方を変えた場合など、
条件の違いによる家計の推移をグラフで確認します。 - インフレや金利上昇の影響確認
前提条件を変えることで、
将来の資産推移やリスクを可視化できます。
こうしたプロセスを通じて、
「いまの家計にどんなリスクがあるのか」
「どの選択が自分に合っているのか」を
FPの観点から整理し、
専門知識をもとにして
将来に向けた行動につなげていきます。
「将来の家計を見える化したことで、
今やるべきことがはっきりした」
といった声も多く寄せられています。
👉 ライフシミュレーション相談(オンライン対応)はこちらから
まとめ|数字で「未来の安心」をつくる
ライフプランは一度作って終わりではありません。
人生の変化や環境に合わせて、
定期的に見直すことが大切です。
簡易ツールで大まかな方向をつかみ、
詳細ツールで「現実的な行動プラン」を立てる。
その積み重ねが、将来への安心を生み出します。
FPオフィスCRASSULAでは、
あなたのライフプランづくりを一緒にサポートします。
まずはお気軽にご相談ください。
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